DNSサーバの種類と特性
ども、前の記事が書きかけですが、別の記事を書いていきます。
AWS触ってLinuxの勉強するにあたり、基礎知識の再学習と並行してLPIC Level2の資格勉強も行っていたりします。で、資格範囲にDNS(主にBIND)の設定が含まれているのですが、学ぶ前に各種DNSソフトウェアについてザックリとどのような物があって特性は何なのかを調べたので自分用にメモしておきます。
djbdns
・D.J.Bernsteinさんが作ったDNSソフトウェアだからdjbdns。
・キャッシュサーバの機能を担うデーモンと、コンテンツサーバとしての機能を担うデーモンとに分かれている。
(BINDでは両機能はnamedデーモンが担っている。)
・BINDと比較し設定が用意で安全とされている。
・パッケージは http://cr.yp.to/djbdns/install.html から入手可能。
<参考>
http://cr.yp.to/djbdns.html (公式)
http://djbdns.qmail.jp/
https://ja.wikipedia.org/wiki/Djbdns
http://www.asahi-net.or.jp/~AA4T-NNGK/djbdns.html
PowerDNS
・オランダ企業の「PowerDNS.COM BV」が中心の開発コミュニティに生み出された。
・djbdnsと同様、キャッシュサーバと、コンテンツサーバのプロセスが分かれている。
・MySQLやOracle等のRDBをバックエンドデータベースとして使用できる。
・BINDと比較し設定が用意で安全で高機能とされている。
・yumコマンドで「pdns」を指定することでインストール可能。
<参考>
https://www.designet.co.jp/faq/term/?id=UG93ZXJETlM
http://takuya-1st.hatenablog.jp/entry/2016/07/14/202554
dnsmasq
・simon kelleyさんが作ったDNSソフトウェア。
・DNSキャッシュサーバ、およびDHCPサーバの機能をもつソフトウェア。
・単体ではDNSコンテンツサーバとしては使えない。
・軽量で設定が容易。
・小規模なネットワークでの使用を想定して作られている。
・yumコマンドで「dnsmasq」を指定することでインストール可能。
<参考>
https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/Dnsmasq
http://server.etutsplus.com/dnsmasq-setup-internal-dns/
BIND
・Paul Vixieさんが作ったDNSソフトウェア。
・世界でもっとも利用されている。
・そのため、他DNSソフトウェアから色々比較の槍玉にあげられている。
・LPIC 202ではBINDの設定が試験範囲。
・yumコマンドで「bind」を指定することでインストール可能。
<参考>
https://ja.wikipedia.org/wiki/BIND
他にもいろいろあるんでしょうか。とりあえずこの辺で。