AWSで無料枠を利用し「Elastic IP」も全て解放済みのはずなのに料金が発生した件の原因と対応
先月からAWSを利用し、Linuxの勉強を行っているのですが、無料枠内の使用におさめているつもりが3月分の請求が3$程発生しました。
明細の詳細を見ると下記項目に料金が発生していたため調査したところ、EC2に紐づいていないElastic IPは解放しないと料金が発生してしまうとのこと。
$0.005 per Elastic IP address not attached to a running instance per hour (prorated)
この事象結構いろんな人が引っかかってるみたいです。
AWSで無料枠を利用していたつもりなのに請求が来ていた件 | Bamboo lath 日々の記録
【AWS学習記】無料枠なのに請求が発生してた。 - My Tracking
即座にElastic IPを開放し一安心と思っていたのですが、4月の請求にまたもや同様の項目に料金が発生していました。解放し忘れがあったかなと思い、EC2のダッシュボードを確認したがElastic IPの利用数は0。
<原因と対応>
結局いろいろ調べても同様の事態は見つからなかったので、AWSコンソール上でサポートに問い合わせたところ、以下回答がありました。
4月ご利用分に関しましては、 米国西部オレゴンリージョン(以下オレゴンリージョン)にお持ちのElastic IPアドレス(以下EIP)が 稼働中のインスタンスに紐付けられていないことが原因で料金が発生しておりました。 お送りいただきましたキャプチャ画像よりアジアパシフィック東京リージョンの EIPは解放済みであると存じますので、EIP料金の発生を停止いただくには、 以下手順で該当(オレゴンリージョン)EIPの解放をお願いいたします。
ダッシュボード上で確認できるのは、あくまで選択中のリージョン(自分の場合は東京リージョン)の利用状況が表示されるのみで、他リージョンでサービスを利用している場合はそのリージョンを選択しないと確認できない模様。(当たり前といえば当たり前ですが。。。)
AWSコンソール右上のリージョンからオレゴンリージョンを選択したところ、利用中のElastic IPを発見。そういや、最初のころは分からずにオレゴンリージョン利用してたなぁ。。。
あとはElestic IPの管理画面に移動し、解放。来月以降は料金発生しないはず。まぁ、少額だったし良い勉強料だったと思うことにします。
というわけで、なかなか無いかもしれませんが複数リージョンを利用している場合は、特に注意して利用しているサービスを管理する必要ありそうですね。
あと、正直無料で利用している身なのでAWSのサポートあまり期待していなかったのですが、迅速(Web上で問い合わせて1日後)で的確且つ丁寧な日本語で回答が来たことに驚きました。
サンキューAmazon。